アイドルが良曲を歌うと、炎上する (1/2)
“地下アイドル” なるものが、ようやく一般人さまの目にも慣れてきたようだ。
「無賃労働」、「キャバクラ商法」、「オタク頭おかしい」 などなど、散々な言われ様のこの世界。ゆるしてあげて。
確かに多くの地下アイドルは給料ゼロでステージに立っている (立たされている) かもしれないし、
”夢を追いかけるため”という名目で過酷な労働条件で歌わされ続ける、Wantedlyもびっくりなほどのやりがい搾取。
地下アイドルにもストックオプションくらい与えてあげて。
キャバクラ商法で何が悪いのか分からないけれど、
世の中に出ている製品サービスの4割くらいは人間の恋愛性欲を利用したマーケティングをやっていそうなので、何もおかしいことはない。
15歳の少女に醜いことさせるなというならば、15歳の少女に恋愛禁止を強いるような醜い運営はどうすればいいのか。
(ついでに運営はオタクにまで恋愛禁止を強いている。人権侵害め。)
オタクの頭がおかしい。なるほど。激しく同意。
地下アイドルオタクになると、年間数百万円は当たり前に使う。
年間数百万円の可処分所得を有して生活できる人しかヲタクはできないのだ。
年収500万円以下の一般庶民には到底成し遂げることのできない大人の遊びなのだ。
ちなみに僕は晴れてオタ卒したが、有り余る可処分所得は現在、一般人的な交際費に全て消えていっている。
オタクは貯金ができない。やっぱり頭おかしい。治したい。激しく同意。
ということでサーバー側もクライアント側も双方叩かれ続けるこのアイドル業界だが、それでも彼女らを支える作曲家作詞家は、まぎれもなくクリエイター。
いい曲というのは確かに存在する。
何をもって良い曲とするかは個人の主観になるので議論できないが、毎週毎週あらゆる限りの地下アイドルライブと接していると、お気に入りの曲は2,3個は見つかる。2,3個、ね。
そう僕は、曲だけ聞けていれば満足だった。(あの日までは)
誰が歌っていようとどのグループが歌っていようと、違和感が無ければどうでもよかった (あの日までは)
しかし、「いい曲」が純粋に評価されないのもまた、頭おかしいアイドルオタクの世界。
それが現実。