あの日のことばを探し続ける

あの日こころを動かした、拾ったきりの思い出、忘れられない誰かのことば、感じたままに、綴ります。

Lyric - あの日のことばを探し続ける

ずっと欲しかった日常は全て、「天気の子」が教えてくれた

あの日、僕にもずっと欲しかった、夢に描いた日常があった。“このまま”でいることを嫌がり、描かれた未来を変えようとして、ずっともがいていた。 3年、6年、いや、10年以上も、笑われるほどに、ずっと。 そんな僕でも、ようやく一瞬だけ手にした、ずっと追…

どうせ、すぐ忘れるから

僕は、記憶力が悪い。人の話はすぐ忘れるし、会った人の年齢や誕生日、家族構成も出身地すらも、すぐに忘れる。話されたことをすぐに忘れるから、たいてい女の子から怒られる。仕事で面談したクライアントの話もすぐに忘れるから、いつもメモを見返している…

想い出のアルバムが流れるとき

思えばずっと、好きじゃない時間を過ごしてきた。高校で入った部活も、大学で少しは慎重に選んだはずのサークルも、受験のために通った予備校だって、 一度だって"やりたい"なんて思ったことはなかった。本当に欲しいものを追いかけて、 そのために、いくつ…

桜に背を向けたあと

4月。 入学とか入社とか、それぞれがおめでとうを受け止める季節。 気持ちも場所も新しく始められる時間なんて、めったに巡り会えません。 どうか、丁寧に過ごしてください。 きっとこれから、いろんな不安といろんな笑顔に包まれて、時間を積み重ねていくこ…

通過点を過ぎる時

東京では今日、桜が満開になったそう。 たったこの瞬間、力強く咲き誇る桜の花たちに、僕たちは何度も想い出を重ねようとする。そうしてずっと待っていた瞬間が、あっという間に過ぎようとしています。 きっとそれは、別れの時か。それとも、出会いを待ちわ…

春一番にさらわれた想い出

街中に小さな桜が咲いていました。 いつもより、ちょっぴり早いかな。 きっとこれから、寒い暖かいを繰り返して、季節がひと巡りするのでしょう。それぞれが、それぞれの道を選ぶ季節。 卒業を迎える方も、そうじゃない方も、一度立ち止まってみたりして。悪…