ジョブホッパーにも市民権を (1/2)
ジョブホッパーと呼ばれる人たちがいる。
次から次へと、毎年、いや、クォーターに一回くらいで転職して会社を飛び移っていく人たち。
同じ会社にいてもすぐに飽きてしまうか呆れてしまうらしく、転職癖がついているんだろう。
転職理由なんて9割が人間関係、1割が仕事のつまらなさだ。
「キャリアアップのため」と言い残して颯爽と転職していく後味の悪さのは、
「付き合いだから」と言い残し、指輪を外してキャバクラに行くそれと同じくらいだ。
キャリアアップを真剣に考えている意識高い系の方々は、専門学校でも通って一生使えるスキルを身につけた方がいい。
ちなみに僕はというと、職場が全員40歳以上という今の職場が全然楽しくないので、
まもなく退職届を提出しようとしている。
100%ネガティブな退職理由だが、生きる理由すら不明な僕にとって退職理由なんて何の存在意味もない。
フォルダ内にある過去のプレゼン資料を探す勢いで上司に「退職届ってどこに格納されてますか?」と聞こうとしてしまい、
あわや説教をくらうところだった。
今や、モノをスマホで撮影すればすぐに査定額が評価される時代になった。
年末の大掃除にはもってこい。ブランド服は最低でも1,000円で買い取ってくれる。
ということで自分も転職における市場価値を調べようとメルカリNOWで自撮りしたいけど
「390円」
とか出てきそうで怖いので止めておく。
さて、だいたい「一人につき就いている職は一つだけ」という概念自体がおかしい。
好きなことをいくらでも同時にやればいい。
2つの会社に同時に勤めてはいけないんだろうか。
だとしたら、20個くらいの肩書を持つ落合陽一さんなんかはどうなるのか。
1日に20個の職を転々とするデイリージョブホッパー。
たぶん、5年後、10年後には、落合さんみたいな働き方が普通になっているんだろう。
なぜ平民 (もはや貧民) の僕らは、彼のような素敵な働き方ができないのか。